【銘柄】大成建設、SMBC日興証は利益予想を引下げ

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大成建設<1801>が安い。SMBC日興証券では20日付で、投資判断を「1」(アウトパフォーム)から「2」(中立)に、目標株価を1100円から890円にそれぞれ引き下げている。

 同証券では、利益予想を引き下げた一方で、低金利の長期化などを踏まえてバリュエーション評価を見直したことにより、目標株価を890円に引き下げたとしている。また、同社を含めて建設セクター全般に好業績が株価に織り込まれた一方、今後の業績モメンタム鈍化が予想されることから、建設セクターの業種格付けを「強気」から「中立」に引き下げるともしている。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期1200億円(前期比2.2%増、従来1160億円、会社側計画は1000億円)、18年3月期1220億円(従来1180億円)、19年3月期1250億円(同1210億円)と試算。同証券では、利益水準に比して十分に評価されているとみて、大手ゼネコン4社内の推奨順位は4番目としている一方で、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて堅調な業績推移が想定され、また、18年3月期以降も自己株式取得を継続するとみられることから、相対パフォーマンス調整後には再び投資機会が訪れる可能性があるとみるとも指摘している。

 21日の終値は、前日比17円安の744円。

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