日立化成が続伸、ドイツ証が「IT関連製品の回復が期待される状況」

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日立化成<4217>が続伸。ドイツ証券では16日付で、投資判断を「Hold」(中立)から「Buy」(買い)に、目標株価を2000円から2400円に引き上げている。

 15年3月期下期に行った人員削減効果が一巡したあと、成長ドライバー不足に直面していたものの、足元で最終需要環境が最悪期を脱しつつあり、ダイボンディング材料やアニソルム(異方導電フィルム)などIT関連製品の回復が期待される状況になっているとコメント。また、「同社のリチウムイオン電池負極材料は、テスラの電気自動車急拡大の恩恵を受ける可能性が高い」とし、成長性の兆しが見えてきたことにより、割安なバリュエーションが見直されると考え、投資判断を「Buy」に引き上げるとしている。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期525億円(前期比1%減、会社側計画は540億円)、18年3月期570億円と試算。機能材料は電子材料に含まれるダイボンディング材料や樹脂材料に含まれるアニソルムなどは、回復の兆しを見せつつあるスマホ・テレビなどの最終需要動向を反映し、下期に向けた改善を予想。産業用電池は拡大を見込むものの、円高影響や自動車部品の減収により相殺されると考えているとし、長期的には、無機材料に含まれる、同社が市場シェア40%を持つリチウムイオン電池負極材に期待とコメントしている。

 17日の終値は、前日比76円高の2032円。

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