【銘柄】イオン、SMBC日興は「17年2月期第2四半期決算を好印象」

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イオン<8267>が小動き。SMBC日興証券では5日付で、投資判断「2」(中立)、目標株価1500円を継続している。

 5日に、17年2月期第2四半期(16年3-8月)連結業績を発表。17年2月期同証券予想に対する進ちょく率はやや低いものの、懸念であるダイエーからの移管店舗やイオンリテールの業績が持ち直したほか、食品スーパー子会社は増益率が拡大しており好印象とコメントしている。

 一方で、同日開催の決算説明会において「コモディティー商品の猛烈な売価訴求」に言及したことは、株式市場が同社や小売りセクターに対して懸念を強める可能性があることから、積極的なスタンスは取りづらく、「2」を継続するとしている。また(1)地域対応や改装投資の効果が徐々に拡大していることが確認できたほか(2)下期はイオンリテールの新規出店や店舗改装が減少し販管費の伸びが鈍化する(3)イトーヨーカ堂やユニーの大量閉店を背景に競争環境は改善に向かうと考える――ことから下期も増益が続くと予想している。

 同証券では連結営業利益について、17年2月期1920億円(前期比8.5%増、会社側計画は1900億円)、18年2月期2050億円、19年2月期2170億円と試算している。

 6日終値は、前日比1円安の1497円。

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