【銘柄】カシオ、SMBC日興証は「現在の株価は割安に放置されている」

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カシオ計算機<6952>が小幅反発。SMBC日興証券では19日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は1800円から2100円に引き上げている。

 同証券では業績予想を修正、あわせて目標株価を2100円に引き上げるとしている。連結営業利益について、17年3月期400億円(前期比5.1%減、従来435億円、会社側計画は480億円)、18年3月期480億円(従来510億円)、19年3月期530億円(同570億円)と試算。会社側の17年3月期業績計画は今後修正が予想されるものの、株価には既に織り込まれており、18年3月期に向けた潜在成長率はセクター内で相対的に高く、現在の株価は割安に放置されている、と同証券では考えているという。

 今後の下方修正と構造改革により悪材料は出尽くし、カタリスト次第で株価は反転の局面を迎えると予想している。カタリストとしては、時計事業の逆風下での堅調な売上確認、新規事業の業績貢献顕在化、システム事業の構造改革内容、規模感の詳細発表、自社株買いの発表、などを挙げている。

 20日の終値は、前日比23円高の1518円。

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