【銘柄】キユーピー、三菱UFJモルガン証は「業績拡大期待は不変」

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キユーピー<2809>が小幅高。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では7日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)を継続、目標株価は3800円から3650円に引き下げている。

 目標株価の引き下げは、バリュエーション基準年度の18年11月期同証券連結営業利益予想を375億円(従来382億円)に微修正したしたことと、食品セクターの平均PER低下を背景に挙げている。10月3日の第3四半期(16年6-8月)決算発表以降、株価は下落したものの、国内事業の収益性改善と中国をコアとした海外事業の成長による業績拡大期待は不変であるとコメント。

 同証券では、現中期経営計画最終年度となる18年11月期連結営業利益を375億円と予想し、会社側目標値355億円を超過すると考えている。当面は、原材料安メリットと新工場稼働効果に注目とし、「足元の国内での鶏卵価格と植物価格の下落は16年11月期下期から17年11月期にかけて、コア事業である国内の調味料事業とタマゴ事業のマージン改善に寄与するだろう」としている。

 また、17年11月期は、大型設備の稼働に伴う減価償却費の増加があるものの、16年11月期第1四半期(15年12月-16年2月)に実施した固定資産残存簿価の一括償却に伴う償却増の反動が見込まれることから、17年11月期トータルの減価償却費は微減になると予想している。

 11日の終値は、前週末比4円高の2957円。

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