【銘柄】キユーピー、大和証は「構造的な利益成長の局面に入った」

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キユーピー<2809>が続落。大和証券では4日付で、投資判断「2」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は3800円から3450円に引き下げている。

 3日に、16年11月期第3四半期(16年6-8月)連結業績を発表。同証券では、おおむね予想に沿った内容ながらも順調な決算となったと考えるとコメント。また、同証券連結営業利益予想を据え置くとする一方で、短期の業績リスクとして、(1)野菜価格上昇による調味料の販売の弱含み(2)北海道の台風被害による総菜の原料調達懸念(3)北米タマゴ事業のさらなる収益悪化――などが考えられるものの、現時点では連結業績の見方を大きく変えるようなインパクトはないと考えるとコメントしている。「国内の利益率の改善と中国事業を中心とする海外事業の成長により、構造的な利益成長の局面に入ったとの考えに変更はない」としている。

 目標株価は、食品平均PERの切り下がりを反映し、17年11月期予想PER25倍程度の3450円に引き下げるとしている。同社は構造的な利益成長の局面に入ったと考えることから、食品平均の17年度予想PER21倍に対しプレミアムが付与されている。

 5日の終値は、前日比102円安の2988円。

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