ニトリホールディングス<9843>がしっかり。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では５日付で、レーティング「ニュートラル」（中立）を継続、目標株価は１万２９００円から１万３４００円に引き上げている。
９月２７日に、１７年２月期８月期第２四半期（１６年２月２１日－８月２０日）連結業績を発表。前年同期比３４％増の連結営業増益での通過となった。同証券では、好決算のポイントとして、（１）機能性やデザイン性の高い新商品投入やテレビＣＭなどを通じたブランド認知度向上による既存店売上高の好調（２）為替予約の関係で円安の影響が比較的軽微ななかで、商品入れ替えによる原価低減効果が大きく粗利率が改善していること――などを挙げている。
同証券では業績予想をやや保守的に修正しているものの、依然、会社側予想は控えめ過ぎるとみているとコメント。また、中期的なカタリストとして、従来から「新商品投入」「都市部展開」「小型フォーマット展開」「海外事業」を想定しているという。下期は上期に比べ為替予約レートがやや円安となるなか、「新商品投入効果の持続」や「都心立地や百貨店内立地での出店が目白押しのなかその立ち上がり」などがポイントになると予想している。
同証券では連結営業利益について、１７年２月期８９８億円（前期比２２．９％増、会社側計画は９３５億円、会社側計画は７９０億円）、１８年２月期９７３億円（従来１０１７億円）、１９年２月期１０１０億円（同１０５９億円）と試算している。
６日終値は、前日比４０円高の１万２１３０円。
