【銘柄】フロイント、岩井コスモ証は「業績の中期的な拡大見込む」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フロイント産業<6312>が続落。岩井コスモ証券では13日付で、投資判断「A」(強気)を継続、目標株価は2000円から1900円に引き下げている。

 目標株価1900円は18年2月期の予想PERで20倍弱となり、過去3期の実績PERの高値平均に近いものの、同社業績は中期的な拡大が見込まれることから、適正範囲と考えるとコメントしている。評価ポイントとして、(1)17年2月期第2四半期(16年3-8月)の事業環境は良好だった。受注残102億円(前年同期比11%増)は過去最大級である(2)第2四半期累計の売上高は前年同期比14%増、経常利益は同181%増と好調に推移した(2)同下期(16年9月-17年1月)は9月に新製品を投入したほか、外注先を4社から6社に増やしたことで、売上高や利益を伸ばすことが可能になる(4)同社は通期の業績計画を据え置いているが、現状では通期業績の上ブレが予想される(5)主に円建て輸出であり、円高の影響はほとんど受けない――の5点を挙げている。

 同証券では連結営業利益について、17年2月期22億円(前期比63%増、会社側計画は19億円)、18年2月期28億円と試算している。

 14日の終値は、前日比27円安の1553円。

関連記事

ページの先頭へ