【銘柄】マツダ、SMBC日興証は「大幅なシェアアップが期待」

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マツダ<7261>が続落。SMBC日興証券では12日付で、投資判断「2」(中立)を継続、目標株価は1500円から1780円に引き上げている。

 同証券では業績予想を上方修正、セクター全体の算定基準変更に伴い、目標株価を1780円に引き上げるとしている。17年3月期第2四半期(16年7-9月)の株価は、対TOPIX(東証株価指数)で6%程度アウトパフォーム。急激かつ大幅な変動が続いた為替動向の改善が主因と考えるものの、今後は実体面で商品が引き続き主導するグローバル販売の挽回が焦点になると考えているという。「第2四半期の月次販売ではモデル切り替えの影響が響く推移となっているようだが、グローバル需要がピークアウトに向かう中で、シェア水準を考慮すれば全体市場の影響を受けにくいマツダには大幅なシェアアップが期待される」とコメントしている。

 また、商品への開発投資、生産体制への先行投資に続き、販売店舗への投資も本格化しており、17年3月期下期から18年3月期にかけての販売動向は中期的な成長への試金石になるともしている。同証券では連結営業利益について、17年3月期1440億円(前期比36.5%減、従来1160億円、会社側計画は1700億円)、18年3月期1600億円(従来1600億円)、19年3月期2130億円(同2130億円)と試算している。

 13日の終値は、前日比10.5円安の1623円。

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