【銘柄】三井化学、敗血症の原因菌を同定する検査法実用化へ

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三井化学<4183>は19日、敗血症の原因菌を迅速に同定する新たな検査法を実用化に向け、共同研究を進めていると発表した。

 同研究は、日本医療研究開発機構「産学連携医療イノベーション創出プログラム」イノベーションセットアップスキームに採択された。同社では富山大学が開発した血液培養を行わずに、採血から3時間程度で未知の起炎菌を同定する、新たな遺伝子検査法の共同研究に取り組んでいる。この検査法は、感染症早期に同定結果に基づいた適切な抗菌薬選択が可能とする。同社は、同定のための検査キットを研究用試薬として提供すべく、今年度末までに生産体制を構築する予定。最終的には、体外診断用医薬品としての上市を目指して開発を進めている。

 19日の終値は、前日比7円安の508円。

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