【銘柄】光通信、野村証は修正連結1株利益を上方修正

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光通信<9435>が4日ぶりに反発。野村証券では11日付で、投資判断「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は9200円から1万円に引き上げている。

 SHOP事業での直営店舗売却効果や、USEN<4842>の持分法適用を業績予想に織り込み、修正連結1株利益を上方修正。目標株価は17年3月期に従来同様に14.5倍のPERを適用し、1万円に引き上げるとしている。

 投資判断は「ニュートラル」継続ながら、安定した利益構造への変化を評価したいとしている。「総務省政策を受けた携帯端末の実質店頭価格値上がりで業界全体の端末販売台数減が続く見込みである」とコメント。同社は固定費負担の重い直営店売却を進め、直営店舗数は15年6月末の535店から16年6月末は331店まで減少しており、SHOP事業の17年3月期連結営業利益を上方修正するとしている。ただ、18年3月期以降は店舗数減の影響で前期比営業減益が続くと予想している。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期437億円(前期比16.5%増、従来420億円、会社側計画は420億円)、18年3月期466億円(従来456億円)、19年3月期482億円(同472億円)と試算している。

 12日の終値は、前日比110円高の9230円。

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