【銘柄】東レ、自己消火性を持つユニホーム素材開発

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東レ<3402>は11日、「ISO20471」および「JIS T8127」の高視認性安全服規格に適合し、かつ自己消火性(難燃性)を持つユニホーム素材「BRIANSTAR NF」(ブリアンスターNF)を開発したと発表した。

 同社は、独自の紡績・生地設計技術を用いて、難燃アクリルを主体とした素材にポリエステルとレーヨンを取り入れた特殊積層構造織物を開発。特殊な紡績糸と織物設計を採用した積層構造により、難燃アクリル由来の自己消火性ガスが生地内に滞留することで効率良く難燃性能を発揮しながら、日光照射を受ける箇所を制御することで生地退色を抑制、耐光堅ろう度を達成したことで、高視認性と難燃性を合わせ持つ素材の開発に成功した。すでに日本および国際特許出願をしており、10月からサンプル供与を開始、19年度に売上高5億円を目指すとしている。

 11日の終値は、前週末比5.2円高の949円。

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