【銘柄】Jフロント、野村証は「業績回復する確度が高い」

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J.フロント リテイリング<3086>が小幅安。野村証券では11日付で、「Buy」(買い)を継続、目標株価は1650円から1700円に引き上げている。

 「円高株安で生じた免税を含む高額品の百貨店販売の失速は、徐々に最悪期を脱しつつある」とし、「都市再開発のパイプラインが豊富で、自らの意思により事業構造を大幅転換する形で業績回復する確度が高い」とコメント。事業環境と経営の両面から業績リスクが低減に向かう見込みで、DCF法による目標株価を1700円に引き上げるとしている。

 同証券では連結営業利益について、17年2月期445億円(前期比7.2%減、従来450億円、会社側計画は450億円)、18年2月期500億円(従来500億円)、19年2月期545億円(同535億円)と試算。足元状況からはまだ達成は楽観できないものの、為替や株式市場は安定しており、円高株安による高額品の販売失速は、来春に向けて徐々に改善を見込んでいる。また、同社の場合、17年初から心斎橋大丸の工事影響が一巡し、減収率の縮小効果は大きいと指摘している。

 12日の終値は、前日比2円安の1377円。

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