RIZAPグループ<2928> は14日引け後、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>傘下のファミリーマートおよび伊藤忠商事<8001>との業務提携を発表した。食品開発・販売を含むヘルスケアおよびライフスタイル領域全般で協業する。第1弾として11月中をめどにRIZAP監修の低糖質をテーマとした食品などを「ファミリーマート」および「サークルK・サンクス」約1万8000店で販売する予定。コンビニを通じ消費者に身近な商品を提供することでRIZAPの潜在顧客取り込みにもプラスとなりそうだ。
RIZAPは完全オーダーメードのパーソナルトレーニングジムを運営し、これまで累計5万6000人の利用者にサービスを提供。100を超える医療機関との提携などでヘルスケア領域への積極的な取り組みや、味にこだわった低糖質フードの販売のほか、イデアインターナショナル<3140>、夢展望<3185>、パスポート<7577>、マルコ<9980>などのグループ企業ではアパレル事業などのライフスタイル領域の取り組みを多数展開する。
ファミリーマートは国内外に店舗ネットワークを有し、調剤薬局やドラッグストアとの一体型店舗の展開や、病院・大学との共同開発などを進め、親会社の伊藤忠は食品やアパレルなどの生活消費関連分野に強い。
今後3社はRIZAPの有するボディメークに関するノウハウや健康分野におけるブランド力、ファミリーマートの国内外における店舗ネットワークや商品開発力、伊藤忠の国内外のライフスタイル領域の情報・ネットワークを活用し、RIZAPブランドやグループ会社のブランドを活用し、アパレル関連商材や雑貨、出版領域など、ヘルスケアおよびライフスタイル領域全般における新商品・サービスの開発を推進していく。
14日の終値は、前日比15円高の893円。