いすゞが反発、三菱UFJモルガンは業績予想を下方修正

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いすゞ自動車<7202>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では11日付で、レーティング「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は1640円から1560円に引き下げている。

 同証券では、為替前提の変更に伴い業績予想を下方修正、あわせて目標株価を1560円に引き下げている。連結営業利益について、16年3月期1800億円(前期比5.2%増、従来1830億円、会社側計画は1830億円)、17年3月期1650億円(従来1880億円)、18年3月期1610億円(同1950億円)と試算。国内とタイ、中東などでのトラック販売は当面伸び悩む可能性が高いとコメント。減価償却費や研究開発費など「成長戦略関連費用」の増加が引き続き見込まれること、インドのピックアップトラック事業の立ち上げ負担なども気掛かりと指摘している。

 おもなネガティブカタリストとして、円高、販売下ブレ、販売競争激化、インドなど新事業の予想以上の立ち上げ負担などを挙げている。株価上昇のカタリストとしては、円安、販売上ブレ、製品価格引き上げ、他社との戦略的提携、新事業の順調な拡大、「保有ビジネス」の順調な拡大を挙げている。

 12日の終値は、前日比28.5円高の1084円。

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