みずほが年初来安値、野村は業績予想を下方修正

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みずほフィナンシャルグループ<8411>が3日続落、6.7円安の142.6円まで売られ、連日の年初来安値更新。野村証券では27日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は360円から300円に引き下げている。

 同証券では業績予想を下方修正、あわせて目標株価を300円に引き下げている。一方で、上値余地が十分にあることから、投資判断は「Buy」を継続して注目するとコメントしている。マイナス金利下で国内資金利益を取り巻く事業環境は厳しいものの、同行はOne MIZUHO改革を通じて非金利収益強化に先んじて取り組んできた点が強みとなっており、5%近辺と高い配当利回りもバリュエーション面からのサポート要因になろうと指摘している。

 同証券では連結経常利益について、17年3月期9448億円(前期比5.2%減、従来1兆989億円、銀行側計画は8100億円)、18年3月期8744億円(従来1兆1070億円)、19年3月期8668億円と試算。手数料のモメンタムが良好であること、株式関係損益や与信費用が保守的な想定に基づくことなどを勘案すれば、17年3月期銀行側計画親会株主利益は達成可能と同証券では考えているという。

 28日の終値は、前日比2.8円安の146.5円。

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