アルバック、野村は17年6月期以降の業績予想を下方修正

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アルバック<6728>が急落。野村証券では10日付で、投資判断を「Buy」(買い)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を3632円から3510円にそれぞれ引き下げている。

構造改革の成功による収益性の改善、FPD(フラットパネルディスプレー)製造装置の市場環境の急回復、次世代不揮発メモリーなどをドライバーとした半導体製造装置の成長を評価し、「Buy」としてきた経緯がある。構造改革の成果は同証券の期待通りに発揮されているものの、FPD製造装置受注にはピークアウト感が出ており、半導体製造装置は、顧客が3D-NANDの投資を優先させていることから、次世代不揮発メモリ用の投資時期が遅れているとコメント。17年6月期以降の同証券業績予想を下方修正し、あわせて目標株価も3510円に引き下げるとしている。

同証券では連結営業利益について、17年6月期224億円(前期比25.3%増、従来250億円、会社側計画は180億円)、18年6月期255億円(従来273億円)、19年6月期217億円と試算している。

12日の終値は、前営業日比358円安の2757円。

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