アルプスが反落、野村は業績予想を下方修正

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アルプス電気<6770>が反落。野村証券では22日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は4100円から2900円に引き下げている。

 為替前提を円高方向に見直したほか、同社カメラアクチュエーター事業の収益拡大ペースを従来よりも緩やかなものになる見通しにしたこと、車載電装事業の収益見通しを引き下げたことを主因に、業績予想を下方修正、あわせて目標株価も引き下げている。特定顧客に収益を依存している点に留意は必要であるが、カメラアクチュエーターに加え、キーボードスイッチやハプティックモーターなど、新製品の売上拡大局面が今後2-3年続く可能性が高い点に注目し、「Buy」は継続するとしている。

 中期的には、アルパイン<6816>との連携を強化し、自動車コックピット向けのインターフェース事業を拡大し、同事業の収益を改善していけるかが重要なポイントだろうとしている。同証券では連結営業利益について、16年3月期520億円(前期比2.8%減、従来540億円、会社側計画は525億円)、17年3月期530億円(従来710億円)、18年3月期595億円(同750億円)と試算している。

 25日の終値は、前週末比36円安の1861円。

関連記事

ページの先頭へ