オムロン、世界初電子回路を樹脂製成形品に形成する技術を開発

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オムロン<6645>は2日、世界で初めて各種の電子部品を樹脂製成形品に埋設しインクジェット印刷で接合することで電子回路を形成する技術を開発したと発表した。

 これは、電子部品を樹脂製成形品の定位置に挿入し、電子部品の電極部を樹脂の表面に露出させたうえで、回路パターンを樹脂の表面にインクジェット印刷で塗布し電子回路を形成する製造技術。平面状のプリント基板が不要なため、曲面や立体面上での電子回路の形成が可能などの特長がある。

 同社では技術をファクトリーオートメーションや民生機器、車載向けの当社センサーの開発・生産に展開し、センサーのさらなる小型化、薄型化に取り組むとともに、革新的なデザインのヘルスケア製品やウエアラブル機器を提供することで、IoT(モノのインターネット化)を活用していく。

 2日の終値は、前日比95円安の3430円。

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