オリエンタルランド、野村は業績予想を下方修正

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オリエンタルランド(OLC)<4661>が反発。野村証券では28日付で、投資判断「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は7800円から7300円に引き下げている。

同証券では、4-6月期決算を踏まえ業績予想を下方修正、あわせて目標株価を7300円に引き下げている。足元の訪園者数の弱含み、地方からのゲスト数が同証券の従来想定を下回り、ホテルの収益性や諸経費の圧縮効果が想定を下回ったことなどを、17年3月期以降の業績予想に反映。連結営業利益について、17年3月期1229億円(前期比14.4%増、従来1373億円、会社側計画は1091億1000万円)、18年3月期1002億円(従来1107億円)、19年3月期983億円(同1111億円)と試算している。

「ソアリン」のオープンが予定されている2020年3月期まで、訪園者数レベルを一段引き上げるようなパワーのある新アトラクションのオープンは予定されていないことから、しばらくはゲスト満足度の向上が優先され、年間訪園者数は20年3月期まで3000万人前後で推移すると予想。根源的な集客力の高さ、キャッシュ基盤に変化はなく、長期的な戦略は高く評価するものの、短期的な成長性はやや物足りない印象とコメントしている。目先の株価上昇のカタリストとしては、週末のチケット単価の値上げ、株主還元策の強化を挙げている。

29日の終値は、前日比46円高の6510円。

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