カルビーが反落、三菱UFJモルガン「北米事業の苦戦が長期化」

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カルビー<2229>が5日ぶりに反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では30日付で、レーティング「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は4600円から4400円に引き下げている。

 北米事業の苦戦が従来想定以上に長期化する見方に変更、同証券連結営業利益予想を下方修正、あわせて目標株価を4400円に引き下げている。海外事業のコアである北米事業の成長が踊り場を迎えており、昨年新工場立ち上げに伴い発生した生産トラブルが、販売機会の逸失につながり、その後も低迷が続いているとコメント。失った商品棚を奪還し、従来の成長トレンドに回帰するためには一定の時間がかかると予想している。米国子会社のマネジメントの入れ替えを実行するなど、早急な体制の立て直しに取り組んでいることから、「北米事業の改善が投資判断の変化のタイミングになろう」としている。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期315億円(前期比12%増、従来320億円、会社側計画は310億円)、18年3月期345億円(従来355億円)、19年3月期373億円と試算している。

 31日の終値は、前日比20円安の4090円。

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