キユーピーが反発、SMBC日興は目標株価を3970円に引上げ

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キユーピー<2809>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券では6日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は3770円から3970円に引き上げている。

 同証券では業績予想を上方修正、連結営業利益について、16年11月期304億円(前期比15%増、従来295億円、会社側計画は290億円)、17年11月期351億円(従来347億円)、18年11月期394億円(同392億円)と試算。16年11月期の9億円の増額の内訳として、(1)従来予想以上の北米の鶏卵市況下落の悪影響(3億円減額)(2)円高前提への見直し(3億円減額)(3)日本の調味料と加工食品の収益性改善効果(合計15億円増額)――の3点を挙げている。17年11月期以降も、日本事業の増額修正が、為替前提変更の悪影響などを超えたとしている。

 また、中国を初めとしたアジアでの調味料・加工食品の成長期待は株式市場でも認知され始めたとみられるものの、国内でも収益性を高める動きを加速している点は十分に認知されていないと同証券ではみているという。「かつて多額の設備投資が懸念されたが、そうした投資がグループ企業全体で収益性を高める土壌形成に貢献したもようであり、海外成長のみならず、国内でも利益が増えるステージに入った」とも指摘している。

 6日の終値は、前日比380円高の3485円。

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