コニカミノルタが反落、ドイツ証は目標株価を800円に引下げ

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コニカミノルタ<4902>が反落。ドイツ証券では1日付で、投資判断を「Buy」(買い)から「Hold」(中立)に、目標株価を1200円から800円にそれぞれ引き下げている。

 イギリスのEU(欧州連合)離脱を支持する国民投票を受け、足元進行している円高影響に加え、震源地である欧州を中心とした企業活動の停滞懸念が台頭、加えてTACフィルムでも、中国でのシェアばん回を想定しているとみられる過度に積極的な会社側計画には不透明感があると指摘。さらに、主要顧客のサムスンがG7サイズLCD工場を中小型OLED用に転用すると報道され始めてきており、事業環境の前提が大きく変化してきたことから、投資判断を「Hold」に引き下げるとしている。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期512億円(前期比14.7%減、会社側計画は660億円)、18年3月期547億円と試算している。為替前提は1ドル=105円、1ユーロ=115円で、営業利益為替感応度は対ドルでゼロ円、対ユーロは12億円となっており、情報機器では従来為替前提1ユーロ=125円からの変更で100億円程度営業利益が押し下げられている。

 4日の終値は、前週末比15円安の732円。

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