コニカミノルタ<4902>が小動き。岩井コスモ証券では１４日付で、投資判断を「Ａ」（強気）から「Ｂ＋」（やや強気）に、目標株価を１２５０円から８９０円にそれぞれ引き下げている。
英国がＥＵ離脱を選択したことで、為替など収益環境が不透明になったことを受け、投資判断を「Ｂ＋」に引き下げるとしている。一方で、年初から右肩下がりの株価に指標的な割安感があることや、為替影響を除いた実質ベースでは増益基調を維持していることを考慮し、強気スタンスを継続するとしている。
また、「情報機器部門は欧州が稼ぎ頭で英国のＥＵ離脱の影響が懸念されるが、今のところ大きな変化はなようだ」としている。同証券では、ユーロが１円円高になると年間約１２億円の減益要因になることを考慮し、会社側予想に対し業績予想を下方修正。連結営業利益について、１７年３月期６２０億円（前期比３％増、会社側計画は６６０億円）、１８年３月期７００億円と試算している。
１５日の終値は、前日比３円安の７９７円。
