コマツ17年3月期、28%の営業減益見通し CFO「中国鈍化続く」

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コマツ が27日発表した2017年3月期の連結業績予想(米国会計基準)は、営業利益が前年比28.1%減の1500億円の見通しとなった。売上高は同9.2%減の1兆6850億円を見込む。円高の影響や建設・鉱山機械の需要減が響く。

想定為替レートは1ドル=105円、1ユーロ=119円、1人民元=16.2円に設定した。年間配当予想は1株58円と前年比横ばいを見込む。

トムソン・ロイターのスターマイン調査によると、アナリスト19人の営業利益の予測平均値は1852億円。会社計画はこれを下回っている。

16年3月期の売上高は前年比6.3%減の1兆8549億円。営業利益は同13.8%減の2085億円となった。ともにこれまでの会社計画を下振れて着地した。

コマツの藤塚主夫・副社長CFO(最高財務責任者)は決算会見で、足元の中国の建機需要について、必ずしも良くなったという訳ではないとの認識を示した。同国市場についても、製造業中心に成長が鈍化している状況は変わらないとの見方を示した。

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