セコム、大和証は目標株価8000円でカバーを開始

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セコム<9735>が反落。大和証券では25日付で、投資判断「3」(中立)、目標株価8000円でカバーを開始している。

今後の注目ポイントとして、(1)セキュリティサービス事業におけるM&A(企業の合併・買収)シナジーや海外収益の改善(2)自動運転や業界環境好調な防災事業などの拡大――の2点を挙げている。セキュリティサービス事業では、事業所向けではM&Aを実施したアサヒセキュリティを通じた現金護送との併売、海外子会社の収益性改善に注目しているという。現金護送との併売により、小売・卸売業への拡販が進むとみており、海外では中国や東南アジアにおける事業展開が好調であり、利益率改善による成長ポテンシャルも大きいと指摘。他の事業では自動運転関連収益の創出、業界環境好調な防災事業の成長に期待したいとしている。

目標株価8000円の算出には、ヒストリカル分析を基に、18年3月期同証券予想連結1株利益402.1円にPER20倍程度が適用されている。中期的には、潤沢な手元キャッシュを活用した成長施策・還元施策が明らかになれば、「さらなる高評価も可能になろう」としている。

同証券では連結営業利益について、17年3月期1337億4000万円(前期比4%増、会社側計画は1300億円)、18年3月期1382億7000万円と試算している。

26日の終値は、前日比88円安の7772円。

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