ゼビオHDが反落、野村は中期業績予想を下方修正

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ゼビオホールディングス<8281>が反落。野村証券では22日付で、投資判断「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は2500円から2000円に引き下げている。

 17年3月期は前期の悪天候の反動による増収と在庫適正化効果による採算改善が予想される一方で、グループ再編による合理化の具体策は明確ではなく、競争激化の中、地域マーチャンダイジング強化の実施に課題が残ると考え、中期業績予想を下方修正している。

 連結営業利益について、16年3月期59億円(前期比4.3%増、従来105億円、会社側計画は58億8800万円)、17年3月期95億円(従来120億円)、18年3月期105億円(同130億円)と試算している。

 年初からの販売苦戦は想定以上で、足元も在庫一掃セールが続いており、同証券予想も同水準に引き下げられている。従来、在庫処分にめどが立ったとみて粗利率の大幅改善を見込んでいたものの、年末年始の暖冬の影響で、高採算のウインター商品を中心に、追加の在庫処分を強いられており、粗利率の改善幅は小幅に留まると予想している。

 23日の終値は、前日比138円安の1785円。

関連記事

ページの先頭へ