ソニー、村田製と電池事業の譲渡で意向確認書を締結

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ソニー<6758>は28日引け後、村田製作所<6981>と、ソニーグループの電池事業を譲渡することを内容とする意向確認書を締結したと発表した。

今後両社は、同電池事業のさらなる精査および本件取引の条件のさらなる協議を経て、16年10月中旬をめどに、法的拘束力を有する確定契約を締結することを目指すとしている。その後、関係当局の必要な承認および認可を取得することなどを条件として、17年3月末をめどに取引の完了を目指すという。

電池事業の具体的な範囲については今後の精査が必要な状況とするが、ソニーの国内100%子会社のソニーエナジー・デバイスが営んでいる電池事業、ソニーが電池事業に関して中国およびシンガポールに有する製造拠点、ならびにソニーグループが国内外に有する販売拠点および研究開発拠点のうち、電池事業に関連する資産や人員を対象とすることを想定してる。ただ、現在ソニーブランドで展開しているUSBポータブル電源やアルカリ乾電池、ボタン・コイン電池、モバイルプロジェクターなどの一般消費者向け販売事業に関しては対象としない予定としている。

28日の終値は、ソニーが前日比34円安の3192円、村田製は同225円高の1万3070円。

関連記事

ページの先頭へ