ソニー、17年3月期連結業績予想は純利益が前期比46%減益見込み

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ソニー<6758>は24日、17年3月期連結業績予想を発表した。熊本地震の影響により、熊本テクノロジーセンターが生産活動を停止していたことから、4月28日の16年3月期決算では17年3月期業績予想の発表を見送っていた。

 17年3月期連結業績予想は、売上高7兆8000億円(前期比3.8%減)、営業利益3000億円(同2.0%増)、純利益800億円(同45.9%減)となっている。売上高はG&NS(ゲーム&ネットワークサービス)分野、映画分野ならびに金融分野で増収を見込むものの、MC(モバイルコミュニケーション)分野、IP&S(イメージング・プロダクツ&ソリューション)分野、HE&S(ホームエンタテインメント&サウンド)分野ならびに音楽分野で減収を見込む。

 営業利益では、IP&S分野および音楽分野で減益が見込まれるが、MC分野の損益改善やG&NS分野における増益が見込まれることなどから、若干の増益を見込んでいる。熊本地震の営業利益への悪影響はIP&S分野で約450億円、デバイス分野で約600億円がそれぞれ見込まれている。

 24日の終値は、前日比18円安の2885.5円。

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