ソフトバンク、三菱UFJモルガン証は連結営業利益予想を下方修正

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ソフトバンクグループ<9984>が5日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では15日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)を継続、目標株価は9100円から9500円に引き上げている。

 スーパーセル売却、ARM買収などを主因に同証券連結営業利益予想を下方修正。ARM買収による営業損益への影響は、PPAなど無形固定資産の償却負担によって、20年3月期までマイナス要因として織り込むとしている。目標株価はアリババ株保有時価の従来比上昇を主因に、9500円に引き上げられている。

 連結営業利益について、17年3月期9850億円(前期比8.4%増、従来1兆1130億円、会社側計画は非開示)、18年3月期1兆1000億円(従来1兆2610億円)、19年3月期1兆2300億円(同1兆3830億円)と試算している。また、(1)高収益かつ安定推移が期待できる国内通信(2)ネットワーク品質改善・コスト変革プログラムが進展し業績改善に期待が持てるスプリント(3)同社投資先の企業価値――の3点にかんがみ、株価の上昇余地が相対的に大きいと考えるとコメント。さらに、ARM買収で、長期的に同社がIoT(モノのインターネット)市場で覇権を握る可能性を手にしたとの理解も可能で、企業価値向上のポテンシャルとして注目したいともしている。

 16日の終値は、前日比59円高の6404円。

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