ソフトバンクが6日ぶり反落、野村は目標株価への円建て寄与を下方修正

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ソフトバンクグループ<9984>が6日ぶりに反落。野村証券では25日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は7740円から7780円に引き上げている。

 同証券では、為替前提を1ドル=117円から1ドル=108円に変更。これにより、アリババやスプリントでの円建て業績予想や積み上げ方式での目標株価への円建ての寄与を下方修正。一方で、スプリントでは経営指標が改善し端末やネットワーク設備のリース取引で現金創出も進展。

 これを受けて、目標株価算出に当たってのコングロマリットディスカウント前提を25%から20%へ縮小。また、国内携帯事業も競争環境が改善していることを受け、17年3月期の国内通信とインターネット事業への適用EV/EBITDA倍率を6.25倍から6.50倍に引き上げている。この結果、新しい目標株価は7780円に設定されている。依然として割安感が強いことから、「Buy」を継続するとしている。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、16年3月期9879億円(前期比0.5%増、従来9903億円、会社側計画は非開示)、17年3月期1兆2084億円(従来1兆2276億円)、18年3月期1兆4881億円(同1兆5284億円)と試算している。

 26日の終値は、前日比20円安の6277円。

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