タムロンが年初来安値、ドイツ証は目標株価を1500円に引下げ

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タムロン<7740>が続落、66円安の1503円まで売られ、2月12日に付けた年初来安値1530円を更新した。

 ドイツ証券では18日付で、投資判断を「Buy」(買い)から「Hold」(中立)に、目標株価を2700円から1500円にそれぞれ引き下げている。写真事業に含まれる同社の主力事業、自社ブランド交換レンズは、第1四半期(16年1-3月)は欧州での販売が会社側想定よりも弱かったもようと指摘。ASEANを起点に最終需要に回復の兆しが出てきているものの、欧州で最大の市場を持つドイツまで波及し、本格的な改善を示すにはまだ当面時間がかかると考え、投資判断を「Hold」に引き下げるとしている。

 同証券では連結営業利益について、16年12月期46億円(前期比0.1%増、会社側計画は51億円)、17年12月期61億円と試算。目標株価1500円は、16年12月期予想PER13倍に基づいて算出されている。下方リスクとして、熊本地震の影響で自社レンズ販売が大きく下ブレること、監視カメラ用レンズで中国メーカーでのシェアばん回の遅れ、などを挙げている。

 19日の終値は、前日比54円安の1515円。

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