ダイセキが続落、野村は「17年2月期下期以降は業績改善を見込」

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ダイセキ<9793>が続落。野村証券では6月30日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は2200円から2400円に引き上げている。

 外部環境の向かい風は収まりつつあり、リサイクル燃料の価格下げ止まりと調達コストの削減から、17年2月期下期以降は業績改善が見込まれる点に注目したいとコメント。円高の悪影響がなく、堅調な業績が見込まれる相対的な魅力度は高いと考えているという。RN Large Cap(除く金融)に対しプレミアム評価との見方は不変で、18年2月期予想PER20倍を適用して、目標株価は2400円に引き上げられている。市場PERの上昇に伴い、従来の18倍よりも若干引き上げられている。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、17年2月期81億円(前期比3.1%増、従来83億6000万円、会社側計画は76億9000万円)、18年2月期92億円(従来92億6000万円)、19年2月期101億円(同100億1000万円)と試算している。価格下落に遅れて進む廃油などの調達コスト削減効果もあり、17年2月期下期以降の連結営業利益は前年同期比増益に転じると予想。「単体では関東などで依然としてシェアアップの余地があるほか、環境ソリューションもインフラ関連中心に受注環境は良好で、中期的にも業績拡大は続こう」と指摘している。

 1日の終値は、前日比61円安の1915円。

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