チヨダが年初来安値、SMBC日興証は業績予想を下方修正

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チヨダ<8185>が3日ぶりに反落、141円安の2091円まで売られ、6月24日付けた年初来安値2094円を更新した。SMBC日興証券では8日付で、投資判断「2」(中立)を継続、目標株価は3300円から2500円に引き下げている。

 8日に、17年2月期第1四半期(16年3-5月)連結業績を発表。同証券では、「NB(ナショナルブランド)スニーカーの好調が鈍化傾向となるなか、レディースシューズの不調が顕著となり、月次売上が苦戦している。前年の売上ハードルは7月から11月までが特に高い点には要注意」とコメントしている。

 同証券では業績予想を下方修正。連結営業利益について、17年2月期92億円(前期比1.8%減、従来105億円、会社側計画は108億5900万円)、18年2月期98億円(従来112億円)、19年2月期105億円(同119億円)と試算。その背景として、(1)単体売上高回復をけん引してきたNBスニーカーの売上鈍化およびレディースシューズの売上低迷(2)レディースシューズの低迷などによる粗利率の低下――の2点を挙げている。

 また、同社は、18年2月期を最終年度とする中期計画において、配当性向50%、総還元性向100%をうたっているものの、同証券予想並みの利益にとどまる場合、今期中の追加の自己株式取得はないと、同証券では考えるとも指摘している。

 11日の終値は、前週末比95円安の2137円。

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