ツルハホールディングス<3391>が一時２９０円高の１万２８８０円まで買われ、連日の上場来高値更新。買い一巡後は全般安にツレ安する展開となった。大和証券では１５日付で、投資判断「１」（買い）を継続、目標株価は１万２０００円から１万３５００円に引き上げている。
同証券では業績予想を上方修正。連結営業利益について、１７年５月期３７０億円（前期比１８％増、従来３５６億円、会社側計画は３７１億円）、１８年５月期４００億円（従来３６２億円）、１９年５月期４２６億円と試算。
１７年５月期会社側既存店売上高は前期比２．２％増とやや高いものの、前年は暖冬の影響があったとコメント。粗利益率同横ばいの計画は、レデイ薬局を除けば同０．１％改善、１６年５月期の一時的要因などを除く実質ベースでは同１１．５％営業増益の計画となっており、レデイ薬局３．５カ月分や改装効果、物流効率化などが寄与すると予想している。
目標株価１万３５００円は、１８年５月期同証券予想連結１株利益５４１．８円をベースに妥当とみられるＰＥＲ２５倍で算出、小売りセクター平均ＰＥＲ２０－２１倍に良好な実績を踏まえ２０％強のプレミアムが加味されている。
１６日の終値は、前日比１３０円安の１万２４６０円。
