トヨタが続伸、野村は投資判断「Buy」継続、目標株価は引下げ

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トヨタ自動車<7203>が続伸。野村証券では12日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は8300円から7000円に引き下げている。

 同社が強く高収益な東南アジアや中近東の市場環境が悪化していることから、17年3月期は前期比16%営業減益を予想しているものの、経営環境が厳しいなかでも、17年3月期の営業利益率は8.5%と世界の大手自動車会社でトップクラスの収益性を維持し、フリーキャッシュフローも高水準が続く見通しとコメント。16年3月期末で7兆8000億円の自動車事業のネットキャッシュを考慮すれば、17年3月期も200円の配当に加え、さらなる株主還元の強化も期待できると予想している。

 目標株価7000円は、17年3月期が営業減益となる点を考慮し、17年3月期連結1株利益636.5円にRN Large Capの13倍を下回る11倍を適用し算出されている。

 同証券では連結営業利益について、16年3月期2兆8201億円(前期比2.5%増、従来2兆8537億円、会社側計画は2兆8000億円)、17年3月期2兆3647億円(従来2兆8561億円)、18年3月期2兆6307億円(同3兆1221億円)と試算している。

 13日の終値は、前日比138円高の5623円。

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