トヨタ紡織が続落、ドイツ証は投資判断を「Buy」に引上げ

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トヨタ紡織<3116>が続落。ドイツ証券では4日付で、投資判断を「Hold」(中立)から「Buy」(買い)に引き上げ、目標株価は2800円を継続している。

 会社側が欧州事業再編を発表。同証券では、16年3月期は300億円を超える特別損失計上を予想しているが、懸案であった欧州の黒字化が17年3月期に視野に入るとコメント。業績は正常化への局面から利益の安定性と厚みを増す局面に入ると予想している。17年3月期、18年3月期は事業環境が不透明な中で2ケタ増益へ進むことを見込んでいる。新車向けシートシステムのマージンは改善傾向にあり、米国の黒字化と中国での小型車対応にめどがつくとともに、モデルサイクルから国内のマージンも維持されると予想している。

 目標株価2800円は、過去の配当とリスクプレミアムの相関とPER水準を基に算出されている。目標株価のアップサイドポテンシャルに鑑み、投資判断を「Buy」に引き上げるとしている。

 5日の終値は、前日比49円安の1801円。

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