ニトリHD、大和証は「通期連結業績見通しが慎重すぎる印象」

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ニトリホールディングス<9843>が6日ぶりに反落。大和証券では28日付で、投資判断「1」(買い)、目標株価1万5000円を継続している。

 27日に、17年2月期第2四半期累計(16年2月21日-8月20日)連結業績を発表している。通期連結業績見通しは据え置かれているものの、(1)競合他社への対応や客層拡大のための営業施策見直し(2)LED化、店舗改装などの先行投資(3)消費増税延期(4)17年2月期下期、特に第4四半期の為替レートが円安水準であること(5)残暑が厳しく9月の既存店売上高が弱かったこと――などが背景となっており、同証券では慎重すぎる印象とコメント。また、「価格政策は同業他社の状況を見て対応するとしており、積極的に下げていくことはないとみる」としている。

 同証券では連結営業利益について、17年2月期850億円(前期比16%増、会社側計画は790億円)、18年2月期1004億円、19年2月期1091億円と試算。目標株価1万5000円は、18年2月期同証券予想連結1株利益599.2円にPER25倍で算出されている。

 29日の終値は、前日比260円安の1万1980円。

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