ノロウイルス関連銘柄に注目、来月以降に患者数増加も

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ノロウイルス関連株を見ておきたい。ノロウイルスによる食中毒の月別発生状況をみると、例年11月から本格化し始め、12月から翌年1月にピークを迎える傾向がある。ただ、10月から増加し始める年もある。来月以降、関連ニュースを耳にする機会が増えそうだ。株式市場でも、関連銘柄に対する関心が高まるとみられる。

 関連銘柄は、予防関連と検査関連が中心となる。予防関連では、手洗い、うがい、殺菌関連で、「明治うがい薬」の明治HD<2269>、「イソジンシリーズ」の塩野義薬<4507>、手指消毒器「て・きれいき」のサンデンHD<6444>、ノロウイルスなどの食中毒対策として微酸性電解水生成装置「ピュアスター」を手掛ける森永乳<2264>のほか、関電化<4047>、花王<4452>、ライオン<4912>、摂津油<2611>など。摂津油は昨年12月に、ノロウイルスに対して不活化効果のある「殺ノロウイルス組成物」での特許取得を発表している。

 検査関連では、子会社のデンカ生研で検査キットを手掛けるデンカ<4061>、検査受託のBML<4694>、ノロウイルス検出試薬キットの島津製<7701>のほか、栄研化<4549>、カイノス<4556>などがある。

 また、シキボウ<3109>はノロウイルス対策繊維「アルゴン」を手掛ける。

関連記事

ページの先頭へ