ヒトコム、16年2月中間期は大幅な増益で着地

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ヒト・コミュニケーションズ<3654>が11日引け後、16年2月中間期(15年9月-16年2月)の連結決算を発表した。

 中間期決算は、売上高140億8600万円(前年同期比12.1%増)、営業利益15億1500万円(同48.7%増)、純利益8億9300万円(同56.6%増)と大幅な増益で着地した。慢性的な人手不足を背景に、分野を問わず販売支援に対するニーズが好調に推移した。特に光回線向けの需要では、スマホとのセット割引向けのニーズが業績をけん引。新規事業として取り組んでいる訪日外国人向けビジネスについても、外国人人材サービス・商業施設向けの免税カウンター受託業務・多言語コールセンターなどが順調に成長した。好調な需要に支えられ採算面も改善し、大幅増益での着地となった。

 通期予想は、売上高285億円(前期比8.3%増)、営業利益25億6500万円(同8.8%増)、純利益14億5000万円(同12.0%増)を据え置き。光回線とスマホのセット割引向けの需要について、「春以降の動向を見極めたい」(IR担当)と慎重な姿勢だが、4月の電力自由化などを勘案すると同社へのニーズは底堅く推移するとみられる。

 11日の終値は、前週末比208円高の2236円。

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