ヒトコム、16年8月期第3四半期は2ケタ増益で着地

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販売、サービス、営業分野の特化型アウトソーシングを手掛けるヒト・コミュニケーションズ(ヒトコム)<3654>は11日引け後、16年8月期第3四半期(15年9月-16年5月)の連結決算を発表。2ケタ増益で着地したことを明らかにした。

 第3四半期累計決算は、売上高214億9200万円(前年同期比11.0%増)、経常利益23億2700万円(同32.4%増)、純利益13億6200万円(同38.3%増)だった。主力のブロードバンド、モバイルに加え、アパレル・コスメティックや食品・飲料などの販売支援を行うストアサービス分野、各種イベントの運営受託などの人材サービスを提供する観光分野といった新規事業分野が業績をけん引。雇用環境の好転で各社がスタッフ確保に苦心するなか、「3-4月の需要期を乗り切ることができた。主力のブロードバンド、モバイルといった通信分野だけでなく、全国的にストアサービス分野のニーズが旺盛」(IR担当)だった。夏の商戦期に入り、足元の個人消費が弱い分、取引先企業は例年以上に販売実績などの成果を求めており、「多言語などインバウンド対応も含め、徹底した現場力に強みを持つ当社への期待は高まっている」(同)としている。

 16年8月期業績予想は、売上高285億円(前期比8.3%増)、経常利益25億7000万円(同8.7%増)、純利益14億5000万円(同12.0%増)を据え置き。第3四半期実績の通期予想に対する進ちょく率は、経常利益で90.5%、純利益で93.9%となっている。

 11日の終値は、前週末比80円高の1877円。

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