ファーストリテ3日続落、大和証は目標株価3万8000円でカバーを開始

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ファーストリテイリング<9983>が3日続落。大和証券では3月31日付で、投資判断「3」(中立)、目標株価3万8000円でカバーを開始している。

 日本で数少ないグローバルで活躍できる企業として高く評価しているものの、足元の事業環境は軟調に転じているとコメント。株価水準については、ここ3年程度の高水準の状態からは改善、適正水準までの訂正が進みつつあるとみているという。目標株価3万8000円は、17年8月期同証券予想連結1株利益1243.8円をベースにPER30倍強で算出。小売りセクター平均23-24倍に、妥当とみられる約30%のプレミアムが考慮されている。

 今後は国内外のユニクロ事業の復調、米国の収益改善が課題になると予想している。デジタルイノベーションの進展やEコマース事業の拡大にも注目したいとしている。同証券では連結営業利益について、16年8月期1720億円(前期比5%増、会社側計画は1800億円)、17年8月期2045億円、18年8月期2312億円と試算している。

 1日の終値は、前日比1950円安の3万4070円。

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