ペプチドリームが反発、岩井コスモ証は目標株価1万円でカバーを開始

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ペプチドリーム<4587>が反発。岩井コスモ証券では20日付で、投資判断「A」(強気)、目標株価1万円でカバーを開始している。

 2020年以降、創薬の新たな潮流になると期待されるPDPS(創出した特殊ペプチドをライブラリー化して、そこから高速で医薬品候補を検出する技術)に注目とコメント。すでに国内外の大手製薬会社と共同研究開発をする一方、PDPSの技術ライセンス契約も数社と締結しており、自社開発薬については、インフルエンザ治療薬が前臨床開始に向け準備中であるほか、ペプチド医薬複合体による分子標的薬が有望であると指摘している。

 足元でバイオベンチャー業界に対してポジティブなニュースが続いていることも考えると、将来の強気な業績期待を反映した株価形成が継続する可能性が高いと考えているという。また、2020年に期待される第1号の自社開発の医薬品承認を皮切りに、複数の自社開発品の導出や共同開発からの一時金・ロイヤルティー収入が加速度的に伸びる可能性があり、長期的には営業利益が数百億円の大台に達することも夢ではないとしている。

 同証券では単体営業利益について、16年6月期30億円(前期比2.1倍、会社側計画は13億800万円)、17年6月期50億円と試算している。

 21日の終値は、前日比190円高の7020円。

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