マツダが続伸、SMBC日興は目標株価を1800円に引下げ

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マツダ<7261>が続伸。SMBC日興証券では12日付で、投資判断を「1」(アウトパフォーム)から「2」(中立)に、目標株価を2500円から1800円にそれぞれ引き下げている。

 業績予想、目標株価算定基準の変更に伴い、目標株価を1800円に引き下げるとしている。現行株価と目標株価のカイ離率が20%とカバレッジ平均26%を下回ることから、セクター内相対評価に基づく投資判断も「2」に引き下げるとしている。

 目標株価は17年3月期予想連結1株利益219円(従来259円)をベースに、従来は直近3年間の平均水準PER10倍程度から算出していたが、足元の為替変動リスク、エアバッグ問題拡大に加え、17年3月期は販売好調の主力SUV「CX」ラインアップに供給制約が発生する可能性を考慮し、同期間の安値水準PER8倍程度に引き下げて算出されている。「引き続き、CXラインアップ拡大やIPMモデルの導入などに伴う改善に期待したい」とする一方で、当面は為替リスクや品質費用の追加計上リスクに加え、CXラインアップの増産対応も課題となるとコメントしている。

 同証券では連結営業利益について、16年3月期2300億円(前期比13.4%増、会社側計画は2300億円)、17年3月期1850億円(従来2200億円)、18年3月期2240億円(同2500億円)と試算している。

 13日の終値は、前日比66.5円高の1591円。

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