ヨネックスが反発、ゴールドマンは目標株価を6800円に引上げ

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ヨネックス<7906>が反発。ゴールドマン・サックス証券では7日付で、投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を4400円から6800円にそれぞれ引き上げている。

 アジアでの中・長期的な高い成長余力を正当に評価するため、目標株価の算出方法を今後5年間の予想を基にしたDC法から、25年までの10年間の業績予想に基づいたDCF法に変更、あわせて投資判断、目標株価を引き上げるとしている。バドミントンラケットにおいてグローバルで圧倒的トップシェアを誇る高いブランド力により、1億5000万人のバドミントン競技人口を誇る中国のみならず、インド・アセアン地域において、平均所得拡大による中価格帯製品市場拡大の恩恵を受けると予想している。

 今後の株価カタリストとして、(1)すでに営業利益の過半を占める中国市場での20%以上の売上高成長と20%前後の営業利益率の維持が確認されること(2)インド・アセアン地域においても中国の次の柱として市場に認識されること(3)約5割を保有する創業家の株式の一部放出などによる株式の流動性増加――などを挙げている。

 同証券では連結営業利益について、17年3月期45億円(前期比36.3%増、従来45億円、会社側計画は37億円)、18年3月期60億円(従来55億円)、19年3月期75億円(同66億円)と試算している。

 8日の終値は、前日比290円高の5990円。

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