ラオックスが小幅安、ドイツ証は販売が相対的に苦戦とコメント

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ラオックス<8202>が小幅安。ドイツ証券では29日付で、投資判断「Hold」(中立)を継続、目標株価は220円から150円に引き下げている。

 同証券では業績予想を下方修正、連結営業利益について、16年12月期71億円(前期比17%減、従来101億円、会社側計画は70億円)、17年12月期81億円、18年12月期100億円と試算している。客単価の下落が継続する一方で、中国からの訪日客数は増加基調が続いているものの、客数が同証券予想を下回っている点が織り込まれている。炊飯器などの大量購入の減少に加えて、高級時計など高額品の販売が相対的に苦戦しているとコメント。

 また、「旅行者の買い物行動のなかでの、家電製品へのニーズが徐々に落ち着くなかで、秋葉原を経由する団体旅行が減少、基幹店の秋葉原本店の客数が影響を受けているもようである」と指摘している。目標株価の算定手法は不変で、株主資本コスト5.5%、永久成長率0%、5期分の業績予想を前提にした残余利益モデルを用いて算出されている。

 30日の終値は、前日比3円安の128円。

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