ローソンが反発、ドイツ証は業績予想を下方修正

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ローソン<2651>が反発。ドイツ証券では21日付で、投資判断「Hold」(中立)を継続、目標株価は8600円から7400円に引き下げている。同証券では業績予想を下方修正、あわせて目標株価を7400円に引き下げている。

 国内コンビニ販売に好転の兆しが見えないとコメント。会社側は発注業務へのIT活用、什器刷新による品ぞろえ拡大などを行っているものの、想定ほどの成果につながっていないと指摘している。また、17年2月期下期(16年9月-17年12月)以降は、ファミリーマートの販促攻勢に加えて、外食、食品スーパーでの価格競争の再燃懸念など業界環境は楽観できないと考えているという。「17年1月頃に三菱商事<8058>によるTOB(株式公開買い付け)により、上場を維持したうえで連結子会社になる予定にあり、親子上場には株式市場からの懸念も少なくないことから、丁寧な説明が必要になろう」ともしている。

 同証券では連結営業利益について、17年2月期728億円(前期比0.3%増、従来788億円、会社側計画は760億円)と試算している。目標株価の算定手法に変更はなく、株主資本コスト5.5%、5期分の業績予想、永久成長率1.0%を前提に残余利益モデルを用いて算出されている。

 21日の終値は、前日比60円高の7890円。

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