三井物産、米ダビータなどとアジア透析事業参入

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三井物産<8031>は2日、米最大手の透析事業会社ダビータ、マレーシア政府系投資ファンドのカザナとアジア透析事業へ参入することで合意したと発表した。関連当局の許認可などの条件充足後、三井物産は第三者割当増資引き受けを通じてダビータ傘下で在シンガポールのダビータ・ケアの株式20%を取得する。

 三井物産はメディカル・ヘルスケア事業を攻め筋の一つと位置付け、11年にカザナから一部持分を取得し参入したアジア最大の民間病院グループIHHを中核にアジア・オセアニア地域の医療現場で強い影響力を持つ約200万人の医療従事者に医薬情報を提供するMIMSグループを買収するなど、医療関連企業とのネットワークを拡大してきた。今回、共同でアジアでの透析事業に参入することにより米国で培われた高品質な医療をアジアで提供し、予防から予後にわたる幅広い医療サービス基盤の構築を目指す。

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