三菱マテリアル、リサイクル需要向けレアアース磁石回収精製技術を開発

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

三菱マテリアル<5711>は18日、今後大幅な増加が見込まれるレアアース磁石のリサイクル需要に対応するため、レアアース回収精製技術を開発したと発表した。

 同社グループは、家電リサイクル法に基づき、現在年間約230万台の使用済み家電製品4品目を処理し、鉄、銅、アルミニウムなどを回収・リサイクルしている。そのなかで、エアコン、洗濯機、冷蔵庫などに用いられているモーターからのレアアース磁石の回収を一部の工場で実施、磁石合金メーカーではそのレアアース磁石がすでにリサイクルされているが、今回開発した技術ではこれまで以上に効率的な回収・リサイクルが可能となり、付加価値の高いレアアースとして磁石合金メーカーに提供できるようになる。今後パイロット試験を実施し、将来的な事業化を検討する方針。

関連記事

ページの先頭へ