三菱商が続伸、ゴールドマン証は業績予想を上方修正

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三菱商事<8058>が続伸。ゴールドマン・サックス証券では27日付で、投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を1900円から2550円に引き上げている。

 同証券では業績予想を上方修正、あわせて投資判断、目標株価を引き上げている。ローソン<2651>公開買い付け公表に伴う評価益発生の見通しを織り込んだことが上方修正の背景。連結純利益について、17年3月期3720億円(前期は1494億円の赤字、従来2700億円、会社側計画は2500億円)、18年3月期3351億円、19年3月期3349億円と試算している。

 また、11月4日の第2四半期(16年7-9月)決算発表時に、少なくとも足元までの原料炭価格の上昇を織り込んで会社側予想が上方修正される可能性が高いとコメント、上方修正幅はかなり大きくなると考えられることから、株価にポジティブな影響があると予想している。株式市場は急速に上昇した原料炭価格の持続性に疑問を持っていると考えられ、同証券でも原料炭価格は徐々に低下するとはみているものの、2018年で1トン=125ドルまでの下落にとどまると予想することから、同社の今後3年間の業績は、同証券従来予想とコンセンサスを上回ると考えているという。

 28日の終値は、基準値比57円高の2191.5円。

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